標準文書 XHTML 1.0

W3Cが公開している、ホームページを書くための標準文書の仕様には幾つかの種類があります。その中で XHTML 1.0 は、既に主なブラウザで対応されている(2006年春)、文字通りの国際標準です。

正しい XHTML 1.0 Strict

この印は、そのページが W3C の HTML 検証サービスに合格したことを示しています。誰もが利用できるホームページを作るために作者が努力していることの証です。

ここからは W3C HTML Home Page の XHTML 1.0 の項 の日本語訳を利用して説明します。

原文は英語で、 W3C が著作権を持っています。冨園慎一郎 (ぱそ工房ばう) が日本語に翻訳しました。

  1. 原文に書かれているとおりの著作権情報を、最後に示してあります。
  2. 正式なものは英語の原文で、 W3C のホームページにあります。
  3. 日本語訳のまちがいがあるかもしれません。
  4. 全文の完全な翻訳ではなく、一部抜粋です。

この翻訳では、わかりづらいカタカナ語やアルファベットによる表現を、できるだけ避けています。組織の名前や商標の表示など、最低限のものだけが、英文のままです。

文中のリンクの大部分は、原文のホームページへ飛びます。これらは英語です。


W3C® is a trademark (registered in numerous countries) of the World Wide Web Consortium; marks of W3C are registered and held by its host institutions MIT, INRIA, and Keio.

XHTML 1.0

XHTML 1.0 は、W3Cが XHTML としては初めて正式公表した仕様書だ。これは HTML 4.01 ・ HTML 4.0 ・ HTML 3.2 ・ HTML 2.0 という従来の仕様書の後継にあたる。大きな特徴として、 XHTML 1.0 は HTML 4.01 を XML で再現しており、 HTML 4 の力と XML の可能性をあわせ持つ。

XHTML 1.0 は HTML としては、1997年に HTML 4.0 が公開された後はじめての大きな変更だ。これはホームページに XML の厳密さを持ち込んだ。携帯電話、テレビ、車、財布程度の大きさの無線情報端末、街角に置かれた端末、デスクトップパソコン、というように、増え続けるブラウザ環境に対して、より表現力豊かなホームページを提供できる標準規格を作り出す仕事をする上で、W3Cにとって一つのかなめ石となっている。

XHTML 1.0 は初めの一歩に過ぎない。HTML作業部会は、その次を目指して活動している。XHTML 1.0 は HTML を XML を利用して再現しており、そのため処理や管理が楽になる。 XHTML 1.0 で利用するタグ要素や属性は W3C が以前に定めた HTML 4 を引き継いでおり、ほんの少しの簡単な手引きに従うだけで、古いブラウザでも利用できる。だから、今すぐ XHTML を使っても大丈夫!

手持ちの古い HTML 文書を XHTML に書き換えるために、オープンソース(注1)の HTML Tidy (注2) を使うのもよい。このソフトはタグ記述の間違いを無くすのにも使えて、取り散らかったタグを取り除き、きれいにして、管理しやすくできる。

XHTML 1.0 の3つの「味わい」

XHTML 1.0 には3つの「味わい」を持つ仕様がある。文書の先頭に一行を挿入して、その派生版のうちのどれを使うかを指定する。たとえば、このページの HTML は XHTML 1.0 Strict (注3) を使っていることを示す行で始まっている。それにより文書を確認するとき、ソフトはどの派生版が使われているのかを知る。派生版ごとに異なる DTD (つまり 文書の型の定義) を持ち、HTML を簡潔で限定的な作法で利用するための規則や規定を示している。

英語版の XHTML 1.0 の完全な仕様書 は、HTML・ポストスクリプト・PDF など様々な書式で公開されている。翻訳版については、ボランティアの手により作成された 翻訳の一覧 を見るとよい。



翻訳者による注釈

  1. フリーソフトの一種。
  2. tidy は、きちんとした、整然とした、の意。
  3. strict は、厳格な、厳密な、の意。
  4. Cascading Style Sheet language をそのまま訳すと、直列の様式指定の用紙のための言語。
  5. transitional は、過渡期の、の意。
  6. 今(2006年春)となっては、パソコン用ブラウザでスタイルシートに対応していないのは、ごく少数派となったが、 XHTML 1.0 の正式公表は 2000年1月で、当時はインターネットエクスプローラ4やネットスケープ4など、不完全なスタイルシートしか扱えないブラウザが主流だった。

正しい CSS 正しい XHTML 1.0 Strict